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2025.12.16

日本進出の壁「国際税務」をどう乗り越える?AOIみらい×行政書士の連携事例

国際業務を専門とし、海外企業の日本進出支援や外国人材の在留資格手続きに取り組んでいるSUN-BRIGHT行政書士事務所。日本進出を目指す企業にとって大きなハードルとなるのが「国際税務」です。

適切に対応できる税理士が限られる中、同社はAOIみらいと連携し、税務・法務・労務と複数領域にまたがる課題を包括的に解決する体制を整えてきました。

今回は、ご自身も外国人としてのバックグラウンドを持ち、数多くの日本進出支援を手掛ける李代表に、AOIみらいとのパートナーシップによる解決事例や、具体的なサポート体制についてお話を伺いました。


国際業務専門の行政書士として、海外企業の日本進出・会社設立を総合サポート

――御社の事業内容を教えてください。

李さん:
弊社は、国際業務を専門とする行政書士事務所として、2023年に設立しました。現在の主な事業内容は、海外企業や外国人の方たちが日本で活動するためのサポートです。

海外企業に対しては、日本で起業するために必要な市場調査や会社設立、事業計画書の作成、許認可手続きなどの業務を、税理士や司法書士、社労士などと連携し、会計・税務・登記・労務までワンストップで支援できる体制を整えている点が特徴です。

また、外国人が就労ビザを取得するためのサポートも行っています。高度専門職だけでなく、特定技能などの現場系職種にも対応しており、弊社自体が「登録支援機関」となって、外国人材の受け入れや定着支援を行っています。こちらでも、在留資格要件との整合性を確保するために、社労士と連携できる体制を整えています。

――この事業を始めたきっかけは何でしたか。

李さん:
私自身が外国人として、日本での生活や就労制度の複雑さを経験したことですね。海外進出を目指す企業にとって大きな壁となるのが、自国と異なる法制度、複雑な入国管理制度、許認可制度や税制度、労務制度への対応です。

私は前職で法務部に所属し、国際法務知財に関する業務に関わっていました。その経験を通じて「海外企業が日本で正しく、安心して事業を行えるよう支援したい」という思いが強くなり、国際業務に特化した行政書士として独立しました。

――AOIみらいを知ったきっかけを教えてください。

李さん:
クライアントの中国企業様が、日本に子法人を設立する際に、連携できる税理士事務所を探しており、ある紹介サービスを通じてAOIみらいさんのことを知りました。それまでも、いくつかの税理士事務所に問い合わせをしていましたが、国際税務には対応できないと断られたり、事務的に応じられたりすることが多くありました。その中でAOIみらいさんは、国際業務にも対応してくださるという点が大きかったです。

また、最初に面談した担当の小林さんが、事前にクライアント企業のホームページを見てくださっていて、事業内容そのものに興味を持ってくださったのが非常に印象的でした。

他の税理士事務所では、どうしても数字や税務の事務的な話が中心になりがちでしたが、小林さんは『私たちが何のビジネスをやっているのか』をしっかり理解しようとしてくれました。その姿勢を見て、ここなら信頼できるパートナーになれると感じ、お願いすることに決めました。


AOIみらいは、国際税務のプロとして経営判断を支えるパートナー

――AOIみらいとは、どのように連携していますか?

李さん:
弊社が支援している海外企業の多くは、本国の代表者が日本に常駐していません。そのため、私が日本法人の取締役として入り、外国企業と国内企業との通訳、事務代行をするケースが多いです。

単なる外部の顧問という立ち位置ではなく、私自身が日本側の当事者として稼働しているため、AOIみらいさんとは非常に密接に連携しています。 具体的には、源泉税や消費税、資本金の取扱、日本の税制や2国間の租税条約など、専門的な判断が必要な場面で相談に乗っていただき、そのアドバイスを基に、本国側へ報告・説明を行っています。

海外企業の多くは、日本の税制についての知識がほとんどありませんので、税務相談をする機会が多いです。

AOIみらいさんは、税制に関する実務上のポイントなどを丁寧に説明してくださるので、それを弊社から海外企業の担当者に伝えています。さらに、社労士や中小企業診断士などともグループで連携して情報共有できるので、労務や経営に関する相談ができる点も心強いです。

――AOIみらいと契約を結ぶ前はどのような課題がありましたか。

李さん:
海外企業が日本に進出する際には、国際取引に伴う税務リスクなど、専門的な問題が発生します。しかし、そうした国際業務に対応できる税理士事務所が見つからず、海外企業が抱える不安や制度の違いに関する疑問を解消できない状況が続いていました。その結果、経営判断が遅れてしまうケースも多くありました。

例えば、為替レートの扱いに伴う親会社の規模判断・移転価格・役務提供契約・源泉税・内部統制との整合性など、本国との取引があるからこそ生じる課題が数多くあります。

このような高度な課題に対し、適切な助言を得られないまま、日本での事業を進めなければならないことが悩みになっていました。

――AOIみらいと提携したことで、そうした課題はどう解決できましたか?

李さん:
海外企業が日本に進出する際に抱えていた税務面の課題は大きく改善しました。国際税務を中心とした複雑な問題にも実務的に対応できるようになり、日本進出を検討している企業にとって安心して事業を展開できる体制が整ったと感じています。

AOIみらいさんがプロフェッショナルな視点でアドバイスしてくださることで、お客様が見落としがちなリスクまで明確になり、経営判断や意思決定のスピードも格段に上がりました。

さらに、税理士だけでなく社会保険労務士や中小企業診断士もグループで連携しており、税務・労務・経営の課題を一括で解決できる総合的な体制を備えています。

海外企業が日本進出時につまずきやすい、就業規則や雇用契約の作成、労務リスクの検討、人事制度の整備といった労務領域も含めて、ワンストップで対応していただける点は非常に大きな強みです。

また、問い合わせや資料確認へのレスポンスがとにかく早く、海外企業が求める「スピード感」にしっかり対応いただき、とても助かっています。これまでは回答を待つ間に経営判断が遅れることもありましたが、今は即座に疑問を解消できるため、事業のスピード感が格段に上がっています。

結果として、弊所の法務・行政手続と、AOIみらいさんの税務・労務・経営支援がシームレスにつながる体制が構築され、お客様に高い満足度と安心を提供できていると感じています。


中国・アジア圏の架け橋に。国際情勢に対応できる士業連携を目指す

――今後の事業展望を教えてください。

李さん:
国際業務は、政治や国際情勢、各国の制度改正の影響を大きく受ける分野です。そのため、今後も最新の情報を正しく把握しながら、日本で事業を本気で発展させたい企業への支援を続けていきたいと考えています。

また、現在は中国系企業のご相談が多いですが、将来的にはベトナム・インドネシアなどの東南アジア諸国や欧米企業への支援にも取り組み、対応できる国の幅を広げていきたいと思っています。

――御社にとって、AOIみらいはどんな存在ですか。

李さん:
国際税務という難易度の高い領域を安心して任せられる、非常に信頼できるパートナーです。特にAOIみらいさんは、日本の税制について非常にわかりやすく説明してくれるので、私自身も海外企業の担当者が納得できるように伝えることができます。

レスポンスもとにかく早くて、電話をかけると着信音が鳴る前に出てくれることもあるほどです(笑)。そうした面でも、海外企業から非常に高く評価されていますね。

――AOIみらいに今後期待することはありますか。

李さん:
国際業務は制度の変更が多く、「今日はできたことが明日はできない」という状況もしばしば発生する、不確実性の高い領域です。そうした状況の中で、今後も海外企業が安心して日本で事業を展開できるよう支援していきたいと考えていますので、AOIみらいさんにも引き続きご協力いただければと思います。


Sun-Bright行政書士事務所
千葉県市川市市川3-40−8
代表行政書士  李 成銘(登録番号:20081456)
URL:https://www.sunbrighter.com/
お問合せ:https://www.sunbrighter.com/contact-8

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