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2025.12.26

M&Aを機に税理士を見直し。「複数社経営」の複雑な資金繰りと融資を支援

ウェディングフォト事業を展開する株式会社サトミノワール株式会社アンツフォトグラフィ、株式会社アグナマネージメント。3社を経営する里見憲智さんがAOIみらいと出会ったきっかけは、株式会社アンツフォトグラフィのM&Aでした。

その後AOIみらいと顧問契約を締結し、現在は複数社経営ならではの複雑な税務処理の最適化や、機動的な資金調達の実行支援など、里見様の経営を多角的にバックアップしています。

里見さんに、M&Aの裏側や顧問契約を結んだ理由、AOIみらいの支援で得た成果について、お話を伺いました。


専門的な知見を生かし、スムーズなM&Aを実現

――現在、里見さんが経営されている会社の事業内容を教えてください。

里見さん:
現在、私は株式会社サトミノワール、株式会社アンツフォトグラフィ、株式会社アグナマネージメントの3社を経営しています。主な事業は、ホテルや結婚式場と提携し、そこで式を挙げられる新郎新婦様を撮影するウェディングフォト事業です。3社はいずれも同じ事業領域にありますが、それぞれに異なるコンセプトを設けています。

サトミノワールは2008年に創業した最初の会社で、「結婚式の感動を撮る」ことをコンセプトとしています。アンツフォトグラフィは、友人からM&Aで引き継いだ会社です。「結婚式の美を撮る」ことを追求しており、実際にお客さまから写真のクオリティを評価していただくことが多く、おかげさまで、ここ2、3年で取引先の数や売上が大きく伸びました。

アグナマネージメントは、サトミノワールと別の軸で新しいことに挑戦するために立ち上げた会社で、こちらも基本はウェディングフォト事業を展開しています。今後は、他の2社で培ってきた営業やマーケティングのノウハウを生かし、特に地方でウェディングフォトに携わっている会社向けのコンサルティングなどにも取り組んでいきたいと考えています。

――アンツフォトグラフィのM&Aが、AOIみらいとの最初の接点だったと伺いました。M&Aに至った背景や、AOIみらいに決めた理由を教えてください。

里見さん:
アンツフォトグラフィの前社長とはもともと友人で、プライベートでも付き合いがありました。その彼から直接「事業を引き継いでくれないか」と相談を受けたのが始まりです。私自身、ウェディングフォト事業に長年携わっていたこともあり、ぜひ引き継がせていただきたいと思いました。

ただ、友人同士とはいえ、事業を買い取るとなると大きなお金が動きます。いわゆるM&Aを実行するのは初めての経験で、正直なところ、何から手をつければいいのか分からない状態でした。

当初は、創業当初からお世話になっていた税理士事務所に相談しようと考えました。ところが、その税理士事務所はアンツフォトグラフィとも顧問契約を結んでいたため、売り手と買い手の両方を同じ税理士が担当することになります。それでは利益相反の問題が生じてしまい、公平な立場でM&Aを進めることが難しくなってしまいます。

そこで改めて第三者の専門家を探す中で思い浮かんだのが、AOIみらいの杉山さんでした。以前、経営者向けの研修でご一緒したことがあり、人柄や考え方、専門知識については信頼を寄せていました。そのため、「杉山さんに相談してみよう」と思ったんです。

M&Aに関する専門的な知見を持ち、かつ中立的で公平な立場でサポートしてもらえると感じたことが、最終的な決め手になりました。

――実際にM&Aを進める中で、不安や難しさはありましたか。また、その中でAOIみらいからはどのようなサポートがありましたか。

里見さん:
今回のM&Aは、友人から会社の引き継ぎを相談されたという経緯だったこともあり、感情的ないざこざといった難しさはありませんでした。そのため、「いかにスムーズに事業を引き継ぐか」という点に集中できたと思います。

その中でAOIみらいさんには、アンツフォトグラフィの前社長が希望する売却額を、どのような形で支払っていくのかといった点を含め、主にお金に関する手続きや交渉をサポートしていただきました。

契約書の作成や法的な手続きなど、専門性の高い部分については、AOIみらいさんがすべて引き受けて対応してくれたので、非常に助かりました。結果として、何のもめ事もなく、売り手・買い手双方にとって納得感のある形でM&Aを無事に締結できたのは、AOIみらいさんのサポートがあったからだと感じています。


税理士切り替えで複数社経営の資金繰りを最適化

――M&Aの完了後、税務顧問契約もAOIみらいと締結されましたが、顧問税理士の切り替えを考えたきっかけは何だったのでしょうか。

里見さん:
M&Aを機に、会社の「財務戦略」そのものを考え直したいと思ったのがきっかけです。

創業以来お世話になっていた先生は、非常に良い方でしたが、業務の中心はいわゆる「記帳や申告の処理」でした。しかし、アンツフォトグラフィを引き継いで3社体制になると、資金の流れも複雑になり、単なる事務処理だけでは追いつきません。

「今、会社のお金がどうなっているのか」「これからどう投資していくべきか」といった、経営判断に直結するアドバイスが必要なフェーズに入ったと感じていました。

――最終的に、AOIみらいに顧問を依頼しようと決めた理由を教えてください。

里見さん:
一番大きかったのは、M&Aの過程でAOIみらいさんの仕事ぶりを間近で見ていたことです。お金の整理や契約、法的な部分まで含めて、非常に的確に、しかもこちらの意図を汲んでスムーズに進めていただき、「この事務所なら安心して任せられる」と感じました。

――実際にAOIみらいと顧問契約を締結して、どのように感じていますか?

里見さん:
率直に言うと、「経営の見通しがクリアになった」という感覚です。3社を経営していると、お金の管理も複雑になりがちですが、AOIみらいさんはグループ全体を俯瞰して見てくれるので、非常に助かっています。

もし会社ごとに別の税理士事務所へ依頼していたら、それぞれの事務所に説明する手間がかかるだけでなく、「グループ全体としてどう資金を動かすのが最適か」という判断ができなかったと思います。まとめて見ていただくことで、会社間の資金移動や納税予測などもトータルで判断してもらえます。精神的な負担も減りましたし、安心感があります。

――特に「これは助かっている」と感じるのはどの部分でしょうか。

里見さん:
経営に与えたインパクトという意味では、資金繰りや資金調達の支援が圧倒的に大きかったです。

3社それぞれで資金の動きがつながっているため、「どの会社に、どのタイミングで、どういう名目で資金を入れるのが一番いいのか」という判断は、私一人では非常に難しいものです。AOIみらいさんには、全体像を踏まえたうえで資金調達の戦略を一緒に練ってもらっています。

特に助かったのが、銀行や日本政策金融公庫から融資を受ける際のサポートです。試算表も、ただ数字を並べるのではなく、「金融機関からどう見えるか」という視点で作成していただきましたし、日本政策金融公庫との面談にも同席していただきました。もしこの資金調達がうまくいっていなかったら、厳しい経営状況になっていたと思います。


AOIみらいは、資金調達を支える心強いパートナー

――里見さんにとって、AOIみらいはどのような存在だと感じていますか。

里見さん:
一言で言うと、資金調達の面での「相棒」のような存在です。もちろん日々の税務業務も大切ですが、経営という視点では、資金調達支援が一番大きなインパクトがありました。資金繰りや融資のタイミングで常に伴走していただいており、非常に心強い存在です。

――今後、AOIみらいに期待していることがあれば教えてください。

里見さん:
今後は、助成金や融資についての情報も提供していただけるとありがたいですね。助成金や補助金などの制度は、知らないうちに始まっていることも多く、自力で情報を収集するのはなかなか大変です。知っているのと知らないのとでは、経営に与える影響も大きく変わってくるので、そうした情報を共有してもらえると助かります。

もう一つは、人脈を広げるための架け橋になっていただくことです。税務以外の分野でも、AOIみらいさんのネットワークを通じて、当社の事業基盤をより強固にしてくれるようなプロフェッショナルとの出会いのきっかけをつくっていただけたら嬉しいですね。







         

株式会社サトミノワール
URL:https://satominoir.co.jp/

株式会社アンツフォトグラフィ
URL:https://www.antswedding.com/

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