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お客様の声

2026.03.02

税務調査で痛感した、医療業界特有のルール。90年続くクリニック経営者が選ぶ、税務パートナーの条件

医療法人社団芳葵会 魚住総合クリニック 理事長 魚住 葵様


1927年の開業以来、90年以上にわたり東京都江東区で地域医療を支え続けてきた、医療法人社団芳葵会 魚住総合クリニック。整形外科から始まり、現在ではリハビリテーション科、内科・呼吸器内科、皮膚科など幅広い診療科を備える総合クリニックとして、地域に根差した医療を提供しています。

30年以上前に法人化し、現在は税理士法人AOIみらいが税務顧問として、医療法人特有の複雑な税務処理や会計業務を全面的に支援しています。

今回は、理事長である魚住葵先生に、俳優から医師へ転身してクリニックを引き継いだ経緯や、専門性を結集した現在の診療体制、過去の税務調査で実感した医療法人特有の税務の難しさなどを伺いました。


俳優から医師へ転身。祖父の想いに応えてクリニックを継承

―お祖父様が開業された歴史あるクリニックですが、魚住先生が引き継がれることになったきっかけを教えてください。

魚住先生:
祖父は息子二人が戦死した為に、娘二人に(伯母と私の母)医者の婿を迎えて継承することを考えていました。しかし伯母はバンナムのスチュワーデスとなり、アメリカ人のパイロットと結婚、母は女優となりプロデューサーの父と結婚したため、後継ぎがいなくなったのです。

そこで孫の私に白羽の矢が立ちました。当時私は、母親のコネクションやバーターで俳優業を続けていましたが、自分の実力に限界を感じていた事もあり、「後継ぎになったらコルベットスティングレイの新車(当時800万円くらいだったと思います)を購入してあげるよ」という甘い言葉に誘われて引き受けることにしました。

文系大学を卒業していましたが、再度医学部を受験して、医師になったのです。

引き継ぐと決めてからは、このクリニックを守り、次の世代へつないでいかなければならないという責任を強く感じるようになりました。


整形外科から総合クリニックへ。3人の子ども達と共に築く診療体制

―現在は整形外科だけでなく、非常に多くの診療科目を標榜されています。地域にとって非常に心強い体制ですが、ここまで診療科目が拡大した背景にはどのような強みがあるのでしょうか?

魚住先生:
現在の当院の最大の強みにもなっているのが、私の3人の子どもたちが全員医師の道を志し、このクリニックの診療に加わってくれたことです。

私が長年一人で整形外科を中心に診てまいりましたが、子どもたちがそれぞれ大学病院などで高度な臨床経験を積み、内科や呼吸器内科、皮膚科、そしてより専門的な整形外科や外科の知見を当院にもたらしてくれました。

彼らがそれぞれの専門分野の責任者・担当医としてクリニックを継いでくれたことで、複数の診療科目をカバーする総合クリニックへと進化し、より広く深く地域の皆さまの健康をサポートできる体制が整いました。

―ご家族それぞれの専門性が結集しているのですね。日々の診療において、患者様と接する際に大切にされている理念についてお聞かせください。

魚住先生:
患者様一人ひとりに寄り添う診療を心がけ、患者様のお悩みをきちんとお伺いすることを大切にしています。

当院には、言葉を交えながら医師と話をしたいと感じている患者様も多くいらっしゃいます。特に高齢の患者様の場合、専門用語ばかりで説明を受けても、十分に理解できないまま帰られてしまうことも少なくありません。

一方で、できるだけ早く治療を終えたい方や、セカンドオピニオンとして詳しい説明を求めて来られる方もいらっしゃいます。そうしたさまざまなニーズに応えることが、患者様の満足につながると考えています。

患者様の表情や言葉の端々から思いをくみ取り、その方に合った対応をすることを常に意識しています。

税務調査での指摘が教えてくれた、専門家に任せる重要性

―医療法人の経営という観点でお伺いします。税務や会計に関して、医療法人ならではの難しさを感じることはありますか?

魚住先生:
医療法人化したのは、私が院長に就任して4~5年目、今から30年ほど前のことです。

法人化してからは税務を税理士さんにお任せしているので、現在は日々の業務で特に困ったり、難しさを感じたりすることは基本的にはありません。ただ、法人化を考えるきっかけにもなったのですが、過去に税務処理の難しさを痛感する出来事がありました。

実は私、もともと自分で計算したり数字を合わせたりするのが好きで、日々の帳簿をつける作業も自分自身で行っていたんです。祖父からも申告に関しては厳しく言われて育ちましたから、自分で正しく、きちんと手続きを行っている自信がありました。

ところが、当院に税務調査が入った際、患者様が治療費を支払わずに帰られてしまった場合の処理について、税務署から指摘を受けてしまったのです。私はそれまで、そのような未収分を損金として計上していたのですが、「これは収入として扱われるため課税対象になる」と言われました。

帳簿付けが好きで、完璧にやっているつもりだっただけに、この指摘は正直とてもショックでした。個人の知識だけでは対応しきれない、医療業界ならではのルールがあるのだと思い知らされた瞬間でした。

この出来事が大きな転機となり、「やはり専門家に任せなければ危ない」と痛感し、それ以降は税理士の先生に税務をお願いするようになりました。


医療業界の経営者が顧問税理士に求めるもの

―そうしたご経験を経て、専門家の必要性を実感されたのですね。現在、税理士法人AOIみらいと顧問契約を結ばれていますが、経緯と現在の契約内容について教えてください。

魚住先生:
20年ほど前、当時お願いしていた税理士が廃業されたため、税理士を変更することになりました。その新しい税理士事務所で現在の担当者さんと出会い、それ以来、長きにわたって当院の税務処理をお願いしています。

AOIみらいさんとは2025年2月から契約が始まりました。月次顧問をはじめ、日々の記帳代行、法人税申告および決算書類作成、年末調整や法定調書、給与支払報告書の作成、償却資産税申告など、当院の税務・会計に関する業務を全般的にお任せしています。

―クリニックや医療法人の経営者が税理士を選ぶ際、どのような点が重要だとお考えですか?

魚住先生:
医療法人の税務は、過去の税務調査での私の経験からもわかるように、非常に特殊です。だからこそ、税務顧問には専門知識はもちろんのこと、医療業界での豊富な実績が不可欠だと考えています。

また、当院のように整形外科から始まり、リハビリテーション科、内科、皮膚科など総合クリニックとして事業を展開していく中では、日々直面する経営課題や税務上の判断も変化していきます。そうした状況において、マニュアル通りの画一的な対応ではなく、私たちの現状や要望に合わせて柔軟に対応してくれることも重要だと思います。

将来的なクリニックの安定性を考えたとき、担当者個人の属人的な力量だけに依存するのではなく、組織全体としてしっかりと顧客対応をしてくれる税理士法人に任せられることは、経営に専念する上で非常に心強いですね。




医療法人社団芳葵会 魚住総合クリニック
住所:135-0034 東京都江東区永代2-34-10
診療内容:整形外科/リハビリテーション科/内科・呼吸器科/皮膚科/アレルギー科 など
URL:https://uozumi-sogo.com/

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