お客様の声

医療法人社団 颯雄会 理事長 栁澤武さん 

千葉市・稲毛の複合ショッピングモール「フレスポ稲毛」内で、地域に根ざした歯科医療サービスを展開するおおぞら歯科クリニック。

運営するのは医療法人社団颯雄会（そうゆうかい）で、理事長の栁澤武先生は、「理想の歯科クリニックを実現したい」との思いを胸に、7年前に個人歯科医院として開業しました。

開業以来、歯科衛生士の人材不足という課題に直面。その解決策を模索する中で、2022年4月に法人化、今後も新たな目標達成のためさらなる展開を目指します。

──まずは、栁澤先生が開業された経緯をお聞かせください。

もともと千葉市にある大きな歯科医院の分院長として勤務していたのですが、そこで患者さんと接する中で、自分自身でやりたい目標が明確になりました。

それは、患者さんの立場に立った「あたたかい歯科医療」の提供です。「歯科」「歯医者」というと怖いところ、痛いところといったイメージを持たれがちですが、怖い、痛いという思いに寄り添って、少しでも和らげられるように心がけています。

──その理想を実現するために、7年前に開業をされたのですね。

はい。住宅地で、工場や工業団地もある稲毛に、おおぞら歯科クリニックを開業しました。

「おなかの中のお子さまからご高齢の方まで安心して通える」ことをモットーとしていますが、妊娠中のお母さんから、その赤ちゃんも小さい頃から通っていただいて、本当に幅広い患者様にご来院いただいています。

治療だけでなく虫歯予防、メンテナンスなど、人生の中で歯のトータルプランニングを提供できるのは弊院の強みですね。

──開業してから歯科クリニックを運営する中で、どのような課題があったのでしょうか。

最も大きな悩みは、人材、特に歯科医師や歯科衛生士の確保の問題でした。中でも、歯科衛生士に対する求人倍率は数十倍ともいわれていますが、超売り手市場で、採用がなかなかうまくいかない状況でした。

新卒の歯科衛生士が就職を考える際、個人の歯科医院は最初から候補としないこともあるようですから。

──今年になって颯雄会として法人化された理由には、その様な背景があったのですね。

医療法人社団となることによって税制面で優遇される等のメリットもありますが、人材確保や雇用増加を図り、将来の分院開設に向け、経営力を強化したいと考えました。

──在籍しているスタッフの方々は、法人化をどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。

福利厚生面が充実したことで、いま在籍しているスタッフは満足してくれていると感じています。スタッフが安心し、満足して働いている姿を見ることが、経営者としての喜びを感じるときです。そのようなスタッフに診ていただいた患者さんには、評価をいただけるのだと確信しています。

法人化により設立費用の発生やランニングコストの増加はありましたが、メリットはそれ以上に大きかったと思います。今回そのような意義のある法人化を実現するにあたり多大なお力添えをいただいたのが、税理士法人AOIみらいさんです。

税制面でどのくらい優遇されるのかが分かる、中長期の収支シミュレーションを作っていただいたり、役所との交渉や膨大な資料作成もお願いできました。

友人の歯科医師からの紹介で、個人事業主の開業時から税務会計顧問としてご支援いただくようになり、いつも的確なアドバイスを頂戴しています。

──具体的には、どのようなコンサルティングを受けていらっしゃいますか。

毎月実施する経営会議の場で、具体的な数値に基づいて経営状態の報告やアドバイスをいただいています。担当の方も医療法人の税務会計に詳しく、会議の中で現状どのような課題があるのか、その対応策としてどんな手を打てばいいのかについて指導いただいたうえで検討できるので、本当にありがたいですね。

税務申告時期の前後は税金の話が多くなりますが、適切な申告納税についてのアドバイスも多くいただきます。

──今後、税理士法人AOIみらいに対して、どのようなことを期待しますか。

実は歯科医になるまで経営を学ぶ機会がなく、大学でも医療関係の授業ばかりで、経営学やマネジメントに触れることもありませんせんでした。

今後も経営について適切な指導やアドバイスをいただけると嬉しいです。

私の周囲には、歯科クリニックにコンサルティングを導入している例はそれほど多くないようですが、これからは歯科医療の分野でも経営の視点は重要になってくるので、積極的に導入するべきだと思います。

──医療法人として、今後の目標についてお聞かせください。

より多くの患者さんを診ていきたいので、将来的に分院を開設したいと考えています。その際には、開設のタイミングや資金繰り等について、会社の数字を把握していただいている税理士法人AOIみらいさんにぜひアドバイスをいただきたいと思います。