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2025.08.15
テクノロジーと共存し、人にしかできない価値を創造する。第6期 経営計画発表会を開催しました

税理士法人AOIみらい 代表取締役・CEOの杉山です。
弊社は7月に新しい期(第6期)を迎えました。それに伴い、全社員が参加する恒例の『第6期 経営計画発表会』を開催しました。
・TEAM PRIDE発表会
・この1年、挑戦したことの振り返り
・今期のテーマ、取り組み
・ミッション・ビジョン・バリューの認識すり合わせ
・社員の未来像、事業の未来像の共有
・基本方針、行動指針
などを全社員で共有しました。
なぜ経営計画書を作るのか
経営計画書は業績中心に描かれがちですが、AOIみらいの計画書の核となるのは、社員の未来像と事業の未来像です。
私たちは、社員が「自分たちの未来が描かれている」と実感できる計画書を目指しています。社員の未来像を明確にすることで、互いに協力し、安心して仕事に取り組める環境が整うからです。
経営計画書と聞くと、業績目標が並んだものを想像されるかもしれません。
しかし、AOIみらいの計画書の核となるのは、社員の未来像と事業の未来像です。なぜなら、企業の目的は「働いてくれている社員と家族を幸せにすること」にあると、私たちは固く信じているからです。
社員一人ひとりが「自分の未来がここにある」と実感し、安心して挑戦できる環境があってこそ、会社は真に成長できる。その信念のもと、私たちは毎年、全員で未来を語り合うこの場を何よりも大切にしています。
社員が主役のプロジェクト『TEAM PRIDE』
今回は、経営陣だけでなく、社員から『TEAM PRIDE(チーム プライド)』の発表がありました。
このプロジェクトは、メンバー一人ひとりが仕事に自信と誇りを持ち、自律的に物事に取り組むことで、チーム自体の成長を目指すものです。その究極の目標は、私たちの基本方針にもある「社員が一生幸せに暮らせる会社」、すなわち社員全員が「ここで働けて幸せです」と心から言える、日本一働きやすい会社を創り上げることです。
昨年9月、「どんな状態になったら最高のチーム、最高の会社になるか」を全員で話し合い、自分たちの手で『ビジョナリーフォーカス』という共通の目標を掲げるところから始まりました。『TEAM PRIDE』は、一部のリーダーだけのものではなく、社員一人ひとりが観客ではなく「当事者」として関わる、私たちの新しい働き方の象徴です。
発表会では、広報、教育・採用、生産性向上、営業の4チームから、この9ヶ月間の具体的な成果が報告されました。
福利厚生の充実、新たな仲間を迎えるための採用・教育制度の構築、業務効率化による利益創出、そして会社全体の売上目標達成に大きく貢献した営業活動など、ビジョン達成に向けた歩みを確認することができました。
目標達成と変革の土台を築いた第5期の成果
第6期の挑戦は、前期(第5期)に築いた土台の上に成り立っています。
前期は主に以下の成果がありました。
売上目標の達成
前期は最終的に売上目標を達成することができました。
これは、TEAM PRIDEプロジェクトがなければ成し遂げられなかったと実感しています。顧問契約が大幅に増加し、目覚ましい成果を上げました。
誰か一人が頑張った結果ではなく、「AOIみらいをより良い会社にしたい」という社員一人ひとりの想いと行動が、全社的に「当事者意識」となり、達成に繋がりました。
社内ベンチャーから生まれた新たな価値想像
弊社所属税理士の長坂による『ADHDの方向け 会計税務・お金に関する相談窓口』が、社内ベンチャー第1号として始動しました。
自身の経験を活かし、「同じ悩みを持つ人の役に立ちたい」という強い想いから生まれたこの事業は、すでに多くのお問い合わせをいただき、着実に成果を出し始めています。
教育・育成プロジェクトの発足
教育・育成プロジェクト『AOIみらいBASIC』」がスタートしました 。これはCEO責任監修プロジェクトであり、より早く、より人間力高く、お客様や社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
特に若手の早期技術習得を外部研修活用により促進し、インプットとアウトプットを繰り返して成長を促します。
社内では人間性の育成を重視し、社員の「質問に答えられる・頼られる・教えられる喜び」というステージにステップアップする道筋を構築しています。
DX推進と基盤整備
前期は、AIやRPAの本格導入には至りませんでした。試験導入を試みたものの、セキュリティや個人情報保護の観点から、時期尚早と判断しました。
一方で業界内でAIツールの汎用化や業務アプリへの導入アプローチが進んでいたり、ローカルAIの低価格化、高性能化が進んでいる現状があります。
近い将来、財務、税務分析でもAIやRPAが導入されるでしょう。今後を見据えると必要なツールであることは間違いないので、第6期では一歩踏み込んで取り組みを始めます。
社内情報共有の基盤整備は大きく前進しました。業務マニュアルをNotionに集約し、社内ルールブックの公開・運用がスタートしました。情報が散逸する課題を解決し、誰もが迷わずに業務に取り組める環境が整いつつあります。
第6期の取り組み
第5期からのテーマを継続・深化させ、第6期は以下の4つの柱で取り組みを推進します。
TEAM PRIDE —2nd STAGE
1st STAGEで生まれたオープンなコミュニケーションを基盤に、2nd STAGEでは「よりチームが機能的に動くこと」を目指します。「コミュニケーションリーダー」を再始動させ、チーム間の連携をさらに強化していきます。
また、アシスタントチームを再編成し、広報、人事、総務といったバックヤード機能を担うことで、全社がより機能的に動ける環境を整えます。
経営コンサルティング領域を担う新チーム発足
今期、経営コンサルティング領域を担う新チーム『バリュー・オプティマイザーズ(Value Optimizers)』、通称VOチーム)を新設します。このチームの発足は、私たちがお客様にとって単なる「経費」ではなく、「未来のための費用」と認識される存在になるための、重要な挑戦です。
VOチームは、経営計画、人事評価制度、DX、RPA化などを通じて、お客様の業務プロセスやシステムを最適化し、価値創造の効率を最大化する「変革の推進役」です。自社で実践し、成果が出たノウハウを還元し、専門家とも連携しながら、お客様の未来創りをサポートします。
従来の会計業務に留まらず、企業の未来を創るコンサルタントとしての専門性を高めたいと考える方にとって、魅力的なキャリアパスとなるはずです。
今期の取り組み
・経営計画書作成指導
・人事評価制度導入
・営業支援システム導入
・経理DX導入
・経理RPA導入
・社外重役会議
テクノロジーとの共存。「人」にしかできない価値を追求する
第6期、私たちはDX、AI、RPAといったテクノロジーを積極的に活用します。
私たちは、AIやRPAを「仕事を奪うもの」ではなく、「可能性を広げてくれる仲間」と捉えています。定型業務をテクノロジーに任せることで、私たち「人」は、お客様の感情に寄り添うことや、ゼロからアイデアを生み出すといった、人間にしかできない、より創造的で価値の高い仕事に集中できるようになります。
そのための学びや挑戦を、会社として全力でサポートします。
価値を創造する
今期の最重要テーマは「価値を創造する」ことです 。単に利益を追求することではなく、私たちのサービスを通してお客様に喜びや感動を届け、社会に良い影響を与えることを意味します。
若手社員は、失敗を恐れず、その瑞々しい感性で新しい価値の源泉となる。
中堅社員は、組織の要としてチームと個の力を最大化する架け橋となる。
経営層は、指示命令ではなく「支援と促進」に徹し、メンバーが持つ力を最大限に引き出す環境作りに注力する。
社員一人ひとりが、それぞれの持ち場で価値創造に貢献します。
最後に
第5期は、社員一人ひとりの想いと行動が「売上目標達成」という大きな成果に繋がりました。第6期は、この成功体験を自信に、チームの機能性をさらに高め、テクノロジーを仲間として迎え入れ、社員一人ひとりが自分らしく輝ける職場を、全員で追求していきます。
経営計画書にある「こうしたいと思わなければ叶わない」という言葉の通り、AOIみらいはこれからも強い「思い」を原動力に、社員とお客様、そして社会全体の豊かな未来を創造してまいります。