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2024.10.16

【公認会計士紹介】原点は「社会貢献」。大手監査法人30年以上の経験を活かし、IPOを目指す企業を支援したい

藤原明さんは、30年以上にわたり公認会計士として活躍してきました。現在は、AOIみらいで士業ワンストップサービスの一翼を担っています。長年の経験を生かして企業をサポートし続ける藤原さんは、多くの経営者にとって心強い存在です。

藤原さんに、公認会計士としてのキャリアやAOIみらいでの役割、そして士業ワンストップサービスの魅力について伺いました。


30歳で公認会計士の資格を取得

公認会計士になったきっかけを教えてください。

きっかけは、母親の一言です。うちは父親が地方公務員だったことと、自分自身も一般企業に就職する気持ちがなかったことから、当時は何となく父と同じ公務員の道に進むのかなと思っていました。

ところが大学4年生のとき、母がとある公認会計士と話をする機会があり、「お前もやってみたら」と言われたんです。調べてみると、日本の経済に貢献できそうな仕事で、面白そうだなと思いました。そこで、大学卒業後、公認会計士の資格試験を受験するために予備校に通って勉強を始めました。


公認会計士の資格を取得したのはいつ頃ですか?

30歳のときです。予備校に通い始めてから7年かかりました。当時、公認会計士の資格は平均2~3年で取得できると言われていたのですが、簿記が中々習得できずに時間がかかってしまい、4年目からは親に頼み込んで勉強させてもらいました。

両親も割とのんびりしていて、特に就職しろということも言われませんでした。ただ、母は、30歳でもし落ちていたら諦めさせようと思っていたみたいです(笑)。

ちなみに簿記は公認会計士試験合格時点でも苦手意識はあったのですが、実際に仕事を始めてからすごく分かるようになりました。現実の決算書や帳簿に触れてみて、仕組みを理解できたので、頭の中がスッキリしました。


会計監査としてのキャリアを携え、AOIみらいにジョイン

―AOIみらいに入る前はどのような仕事をしていたのでしょうか。

大手監査法人で、会計監査の仕事をしていました。会計監査の仕事は、決算書や財務諸表の数字に間違いがないかという確認はもちろん、その数字が会社の実態を正確に反映しているかどうかもチェックすることです。

また、単に会計処理の誤りを見つけるだけでなく、原因を追求して再発防止のための改善策も提案します。企業の経営者でも気付かない処理ミスがあるので、「どのように対応すればよいか教えてほしい」とアドバイスを求められることも多く、その要望に応えるのが会計監査の仕事だという想いで32年間続けてきました。

62歳で定年を迎えるまでの4年間は、札幌事務所の所長としてマネジメントの経験を積むこともできました。


―AOIみらいに入ったきっかけを教えてください。

定年退職後、個人事業主として公認会計士の経験を活かして活動していたのですが、いざ自分でやってみると税務の実務知識が不足していることに気付きました。

公認会計士として会計監査を行う場合は、税務業務を行えないという制約があります。ですから、法人税についてはある程度知識があったものの、所得税や相続税、消費税に関する実務経験がほとんどなかったのです。

とはいえ今から勉強する時間もないので、思いきって会計事務所に入ってしまった方がいいと思いました。そこで、会計事務所専用の求人サイトに登録したところ、AOIみらいから連絡をいただいて面接を受けることになったのです。

それまで年齢的に断られることもあり、今回もダメで元々という気持ちでした。結果として良いご縁がつながり、感謝しています。


―AOIみらいの印象はいかがでしたか。

面接の前にホームページを見たときに、「世の中からお金に関する不安と面倒をなくす」というミッションがとても面白いと率直に感じました。

面接で杉山CEOとお話して、士業ワンストップの中に公認会計士というピースがほしい、上場企業を多数見てきた経験を活かして、AOIみらいのマネージメントをサポートする役割にもなってほしいと言っていただきました。それであれば役に立てるかなと思いましたし、今後の成長に期待できると感じたので、入社を決めました。

入社後は杉山CEOの有言実行力、行動力に感銘を受けました。考えることは誰でもできますが、それを行動に移すのは簡単なことではありません。AOIみらいに入ってみると、実際に杉山さんはそれをやっているんです。

もちろんすべてを実現するのは難しいでしょうが、その想いやエネルギーが、AOIみらいの成長につながっているのだと思います。


士業ワンストップで、IPOを目指す企業の相談にも対応

―AOIみらいの士業ワンストップには、どのように関わっているのでしょうか。

監査法人時代にIPO(株式公開)をサポートする仕事も経験していたので、IPOを目指している企業から、「詳しい人を連れてきてほしい」という依頼があったときに同行しています。私は税理士としても登録しているので、今後は公認会計士と税理士の資格を持つ人を求めている会社のサポートもしていければと思っています。

―藤原さんから見て、企業が士業ワンストップサービスを選ぶメリットは何だと思いますか。

さまざまな分野の専門家がそろっているため、迅速に対応できることが一番のメリットですね。例えば、公認会計士の助言が必要な場合、外部の提携先に依頼すると時間がかかってしまいますが、ワンストップサービスなら同じ社内にいるのですぐに相談できます。

また、ワンストップサービスの場合、税務だけでなく経営コンサルティングなど幅広いサービスを一カ所で受けることが可能です。お客様にとっては、経営に関するさまざまな相談を一つの窓口で済ませられるので便利ですし、安心感もあると思います。

―AOIみらいの士業ワンストップがうまくワークした事例があれば教えてください。

AOIみらいに入って1年なので、具体的な事例はまだこれからですが、顧客の役員会などに同席して公認会計士もいることをまず知っていただいています。その際に、経営に関するアドバイスをすることもありました。また、IPOを目指す企業のほか、公認会計士を必要とする企業に対しては、公認会計士の私が同行することで、ワンストップサービスのメリットをアピールできていると思います。


公認会計士としての知見を生かしたサービスを提供し続けたい

―今後の展望をお聞かせください。

今後は、より多くのお客様に対して、公認会計士としての知見を生かしたサービスを提供していきたいと思っています。税務だけではなく会社の経営に関するサポートを求められることが増えると思うので、そこに力を入れていきたいですね。既にチームがしっかりとお客様と向き合っているので、お客様サポートを強化できるように関わりたいと考えています。

また、AOIみらいがいい形で成長できるよう、組織づくりの部分のサポートもしていければと思っています。AOIみらいはマネージャーを置かず、チーム同士で連携する組織づくりをしているので、今後人数が増えたときにどうなるのか、自分がどんな役割を果たせるのかを考えるのも楽しいですね。

―藤原さんご自身の、3年後5年後の理想像を教えてください。

私は現在65歳ですが、まだまだ仕事を続けたいです。ありがたいことに、いろいろな方面から依頼をいただいていますが、物足りなさを感じることもあります。お金や、税法に関する知識をもっと身に付けたいというより、単純に仕事がしたいんです。

仕事をしなくなると認知力が下がってしまいそうな気がするという理由もありますが、何より、これまでの公認会計士としての経験を生かして社会の役に立ちたいという思いの方が強いかもしれません。

実は、全く違う分野の仕事に挑戦してみようかと考えたこともありました。しかし、せっかく取得した資格を生かさないのはもったいないので、「社会に貢献したい」という気持ちに立ち戻り、公認会計士を続けようと思いました。

そんなタイミングでAOIみらいに入れたのはありがたいことですし、若手の人材育成も含めて、自分の経験を生かしながらサポートをしていければと考えています。

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