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2024.05.25

【CEOメッセージ】変化する税理士の役割と、AOIみらいの目指す未来像・求める人物像とは



税理士法人AOIみらいでは、業界未経験の若手から業界の経験者まで、積極的に採用しています。

税理士・会計士業界への転職を検討している方に、CEO・杉山信也のメッセージをお届けします。

業界に飛び込んだ経緯、この業界で働く醍醐味、AIなど技術の進化が税理士の役割に与える影響、そしてAOIみらいの目指す未来像と求める人物像についてお話しています。


フリーターから税理士事務所に就職。夢中で働きながら知識と実務を身に付けた

ーご自身の職務経歴について教えてください。

高校卒業後、親の病気など家庭の事情があり、定職に就かず「フリーター」として工場の大型エアコン掃除などの日雇いバイトをしていました。その頃、知人の父親であった長坂修先生と知り合いました。税理士事務所を開業して3年目の頃で、人手が足りなかったこともあり、「他に行く会社がないなら、ウチに来てみたら?」と声をかけていただいたんです。

税理士事務所がどんなものかも知らないまま、軽いノリで「じゃあ明日行きます」と返事をして、1990年に長坂修税理士事務所(税理士法人AOIみらいの前身)に入社しました。

就職後すぐに大原簿記専門学校に通い始めて簿記を取得するところから始め、実務経験を重ねて現在に至ります。


ー今年で入社35周年になりますね。これだけ長く、この業界に携わっている理由は何でしょうか?

入社後しばらくは、楽しいともつまらないとも感じておらず、目の前の仕事をこなす日々でした。仕事への取り組み方や考え方が大きく変わったのは、創業当時から長坂先生の下で事務所を率いていた先輩が退職されたときです。

その方は従業員のマネジメント、業務管理、申告書チェックなどほぼすべての管理業務を担っていたので、誰かがその代わりをやるしかなかった。そこでたまたま当時、社歴が一番長かっただけの20代半ばの私がマネジメントを任されることになり、スイッチを入れざるを得なかったんです。

税法もなんとなく分かる程度の知識量でしたが、分からないことがあってもとにかくやるしかない。そこから全力であらゆる仕事をこなしていきました。

長坂先生は外回りで忙しくほぼ事務所にいないので、独学で学ぶしかない状況。携帯電話もインターネットも普及していない時代だったので、わからない情報があると専門店で専門書を購入したり、複数の図書館を巡って専門書で調べたり、税務六法を隅から隅まで見ていました。ときには調べ物だけで1日2日かかることもありました。

30歳を過ぎた頃から色々な仕事の意味が繋がり始め、「税理士事務所の仕事や役割はどのようなものか」が理解できるようになっていきました。

入社のきっかけは声をかけていただいたことですし、全力で仕事に向き合うようになったのも、先輩の退職がきっかけでした。私の場合は最初から「志」を持っていたわけではなく、目の前の依頼や相談に次々と対応して、今も続けているというのが実情です。

他の業界で働いた経験がないので比較はできませんが、今とても充実しているので、この業界に入ってよかったと思います。


お金の専門家としてお客様をサポート。税理士・会計士業界で働くやりがいとは

ー税理士・会計士業界で働くやりがいは、どんなところにありますか?

我々にとっては当たり前の知識でも、お客様は税務や会計の知識がなく不安になってしまうことが多々あります。

私たちのミッションは「世の中からお金に関する不安と面倒をなくす」ですが、その言葉のとおり、お客様がお金に関する不安や面倒から開放された表情を見たり、「安心しました」などの言葉をいただいたときに、一番やりがいを感じますね。


ーAOIみらいでは「入力職」と「担当職」がありますが、職種によってやりがい・楽しさの違いはありますか?

入力職は、パズルやゲームのように「数字を合わせる楽しさ」があると思います。資料から帳簿を起こし、抜け漏れなく、数字を完璧に整える。バッチリと数字が合うととても気持ちがいいんですよね。

私もその瞬間が楽しいと感じる時期がありました。数字が完璧に仕上がっているので、「この帳簿についてはどんな質問にも答えられます。何でも聞いてください!」と自信満々にお伝えして、お客様からの信頼もいただけるようになったと思います。

そこから発展するのが「担当職」の楽しさです。

資料が完璧にできているという前提の上で「そこからどんな提案ができるか」「どんなポイントを社長に伝えて、経営に活かしてもらう提案ができるか?」「その数字からどう税金を予測できるか?」など、自分自身で考え、提案をして、お客様に喜んでもらえる楽しさがあります。

変化する税理士の役割と、AOIみらいの目指す未来像

ー今後、税理士業界はどのように変化すると思いますか?

ITやAIが急速に進化する中、「税理士の役割・価値」は大きな転換点を迎えています。ただ現状は、最新技術を柔軟に取り入れている環境は少なく、業界全体では対応しきれていないと感じています。

税金の計算や、税務手続き業務は、AIに代替される前提で考えなければなりません。これからの税理士は、経営者の補佐・アドバイザーの役割にシフトしていくのではないかと思います。

現在のAIは代表的な事例や手順を調べてくれますが、経営者は自身の価値観や会社のビジョンを持っており、それを踏まえて物事を判断するので、選択肢は膨大になります。AIの回答はあくまで選択肢の一つなのです。

お客様から「どれを選択したらいいか?」と相談されたときの助言は、人にしかできない役割だと思います。我々の介在価値はそこにあるはずなので、作業や調べ物はITやAIを活用し、人に関してはアドバイザーとしてのスキルを強化していくことが必要です。


ー3年後、5年後に描いている未来像はありますか?

現在は従業員が27名ですが、ここから成長し続けて、3年後は50名に増やす予定です。今はまだ私が最終承認を担う業務が多いですが、チームで判断して動ける状態が出来つつあります。

3年後には各チームに判断を委ね、5年後にはチームリーダーもメンバーも、自分たちで色々考えて仕事をしている会社にできたらいいなと思います。

ミッションに共感する「意欲・熱意ある人」と共に歩みたい

ーAOIみらいが求める人物像はありますか?

まず、大前提として「人がいい」ことです。

その上で我々が最も大事にしているのは、ミッション、ビジョン、バリューに共感しているかどうか。現時点でのスキルや知識は、その先の話です。

面接では「何に共感していて、入社後は何を実現したいか?」を聞かせていただいています。

まだ具体的に描けてなくとも「この仕事を絶対にやりたい」「何かを成し遂げたい」という想いのある方は、その熱意が伝わってきます。指示待ちでなく、意欲的にこの仕事に取り組む姿勢の人が良いですね。

また、何でも興味を持って広く浅く調べるのが好きな人、雑学好きな人はとてもやりがいを感じられる業界だと思います。私自身もこの部類です。

この業界は、お客様からの様々な質問に回答する機会が多いので、質問されたら自分でどんどん調べて、知識を増やして、回答することで人のお役に立つことに喜びを感じる人に向いていると思います。


ー経験値やキャリアという視点ではいかがですか?

業界未経験の20代の採用を積極的に行っています。

2023年は新卒1名、未経験の中途入社2名が、新たなキャリアをスタートさせました。ITツールやAI活用をどんどん取り入れていきたいので、吸収力のある若手増員は必須だと考えています。

ありがたいことにお客様も増えていますので、業界経験が長い方も仲間に加わっていただきたいです。税理士資格のある方も増やしていく予定です。


ーこれから入社する方には、3年後、5年後にどうなっていてほしいですか?

AOIみらいでは、社員の成長のステップを5段階に分けています。

業界未経験の方は、まず第1ステージ「知る・仕事が分かる喜び」からスタートです。それが出来るようになったら、第2ステージ「説明ができる喜び・教える喜び」にステップアップし、3年後には第2ステージをクリアした状態になってほしいと思っています。


※税理士法人AOIみらい 2023年度経営計画書より抜粋

4年目からは第3ステージ「お客様に質問される喜び・頼られる喜び」にチャレンジし、5年後には第4ステージの域に達しているのが理想ですね。

業界経験のある方は、キャリア3年〜5年であれば第3ステージ、しっかりと経験を積んでいれば第4ステージから始まります。今までの経験や知識を活かして、さらに成長し続けていただきたいです。


ーこれから入社する人やエントリーを検討している人へ、メッセージをお願いします。

私たちのミッション「世の中からお金に関する不安と面倒をなくす」に共感できる仲間を増やしたいです。業界経験あり/なしに関係なく「お客様の役に立ちたい、事業を一緒に成長させたい」という強い想いがあれば大歓迎です!

私自身も未経験から入社し、泥臭く手を動かしてお客様と向き合い続けて成長してきました。AOIみらいを一緒に成長させていきましょう。

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