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2026.10.02
AIが教えてくれた、「傾聴力」の正体

税理士法人AOIみらい CEOの杉山です。
今年、私たちは「AIの本格活用」を掲げており、最近は会議の振り返りや戦略の精度を高めるために、打ち合わせを録音し、AIで議事録を作成しています。
AIで議事録を作成し始めた当初、議事録を見て「あれ?」と思うことがありました。私の発言が相手の発言になっていたり、例え話が決定事項になっていたり。
最初は「AIの性能もまだまだかな」と思っていたのですが、何度も試行錯誤するうちに、ハッとさせられました。
AIの性能だけを疑っていましたが、私自身の話し方にも、見直せる点があったのです。
録音を聞き直すと、誰の発言なのかが分かりにくい相づちの打ち方をしていたり、例え話なのか決定なのかを言い切らないまま次の話題に移っていたりする。人間同士なら「言わなくても伝わっているだろう」、そう思い込んでいた部分が、議事録を通して見えてきたのです。
曖昧なまま話していたことが、そのまま曖昧な議事録になって返ってきていた、ということでした。
それから私は、AIにも分かるように、話し方を意識的に変えてみました。
- 「〇〇さんは、こうお考えなんですね」と、相手の意図を言語化して確認する。
- 「ここからは例え話ですが」と、文脈を明確にする。
- 「これで決まりですね」と、現在地をはっきりさせる。
すると、AIの議事録の精度が上がっただけではなく、目の前のお客様との会話が、以前よりずっと深く、スムーズになったのです。
「AIに伝わる話し方」を意識する、すなわち「相手の話を深く聴き(傾聴)、丁寧に確認し、道筋を示す」こと。
相手の意図を言語化して確かめる。
いま何の話をしているかをはっきりさせる。
決まったことを決まったと言い切る。
これは、お客様にとっての「安心感」と「納得感」そのものだと感じました。
たかが議事録、されど議事録。効率化のつもりで始めたことが、仕事の質向上にもつながりました。
テクノロジーを使えば使うほど、「最後に価値を生むのは、人と人との深い対話である」という本質に立ち返ることは間違いないですね。
AIで効率化するだけではなく、テクノロジーを武器にしながら、その余白で誰よりも深くお客様の声に耳を傾け、共に経営の未来を描くパートナーでありたい。
そう強く認識した出来事でした。
※お客様との打ち合わせでは、録音とAIの利用について事前にご説明し、ご了承いただいたうえで実施しています。作成された議事録は、担当者が内容を確認しています。
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